*story 1

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『キミ、警察かね?』 「警察です。」 『まぁ・・・イイ。明日は休みにしよう。』 「ありがとうございます。」 ふぅ・・・。 ん・・・? 一口も食べてない? ・・・食べ物かどうかわからないのか? 「ヒカル、アーン・・・口開けて?」 「ぅぁ?」 パクン・・・モグモグ・・・ ゴック・・・・・・ニコ? ・・・可愛すぎだ。 ヤバい、本気で惚れたよ。だって、ゆっくり噛みしめて呑み込むなんて! オマケに『ニコ』って! 可愛い・・・。 食事中ずっと、オレはお粥をヒカルに食べさせてた。 しばらくはテレビを見ていた。 隣にヒカルを座らせて。 ふぁ~・・・。 ヒカルが大きなあくびを一つした。 それを合図に、寝ることにした。 ダブルベッドに二人で寝ることに。 ヒカルはオレの腕の中にすっぽりと収まって、小さな寝息をたてはじめた。 .
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