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「あー、だりぃ。なんで女子っつーのはこういうことになるとしゃしゃりだすんだろうな?夏彦?」
「得意だからじゃねぇの?にしても、反論できねーっつーのが情けねーよな。」
「言えてるな。」
俺と話しているのは俺の小学校からの親友、野中信吾だ。
家族を失って寂しさと悲しさに沈んでいた俺に変わらず接してくれたこいつの優しさには感謝してもしきれない。
俺達は女子に指示された装飾の材料の買い出しに近くのコンビニに来ていた。
買い出しから帰ると、
「遅い!何してたのよ!」
第一声がこれである。
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