不思議な出会い

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「そうだな。」 俺達は用無しになったので、椅子に座ってくつろいだ。 「女の子にくらい優しくしたら?」 「いつ、俺が冷たくしたよ。」 「今さっき。あなた顔はいいのに素直じゃないからモテないのよ。」 「けっ」 今話しかけてきたのは工藤碧。こいつも信吾と同じく俺の幼なじみで数少ない女友達である。 容姿、口調共に大人びていて冷たそうだが実は優しい奴だ。 「碧ぃ~、どのくらいで終わる?」 「分からないわよ、皆張り切ってるから。もしかしたら、10時ぐらいかも。」 「勘弁してくれよ。」
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