2章。悪戯な手紙(開始)

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次の日の学校 「とりあえず成功ね」 あらかたの話を聞いて亜弓と彩香はハイタッチをする。 ちなみに文通の内容は・・・  初めまして私は東付属中の有李といいます♪ 突然の手紙ごめんなさい。太一くんの携帯の写メみて気になりました。仲良くしてね  といった感じだ。雅の手紙はいきなりはまずいだろということで二回目からだすことにした。 ~次の塾の次の日~  「おぃ直哉から手紙きたぞ」 「貸して!!!」 太一の言葉に反応して乱暴に奪いとる彩香。 4人は集まり手紙の内容を読む。  初めまして、上潟中の佐賀直哉です。東付属中なら俺の親戚の佐賀亜弓がいるんだけどわかります?  こちらこそ仲良くしてね といった感じだ。 「本当にまじめだね。・・・これらいじめがいあるかも♪」    ウキウキな表情で麻美は瑞希とはなす。 「確かにこれは崩しがいあるかもね。」 瑞希も顔がほころぶ。 「でしょ②前からモテるって聞いてムカついていたのよね。」 亜弓も疼くなにかを抑えながら顔が笑っている。 「よしさっさと返事かかないと。」 「なら私たちも雅の手紙をつくらないと。」 四人とも水を得た魚のように目を輝かせ作業に移る。 「・・・本当にこれでいいんだろうか」 一人取り残された太一はうーんと唸りながら考えるしかなかった。
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