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『おい、藤岡。キスなんて出来る訳ないだろ!それも他のクラスの生徒や先生が見てる中で。』
すると藤岡は俺と楓にしか聞こえないくらいの小さな声で、
『いいじゃねぇか。二人は付き合ってんだし、仲良いじゃねぇか。それにキスだって毎日のようにしてんだろ?』
確かに仲は良いが毎日キスをするようなベタベタなカップルではない。
まぁできるならしたいような気も……。
楓は目が合うと顔を赤くして目を逸らす。
練習が終わって俺と楓は一緒に帰っていた。
『藤岡のやつ。何考えてんだか。キスなんてできるわけねぇじゃねぇか。楓もそう思うだろ?』
『あの…私は、その…。佑君が良いなら…。』
んなっ!
楓までもキスに賛成なのか!
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