―プロローグ―

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『それでは、文化祭で我がクラスでは何をやるのか、決めたいと思います。さっそくですが、意見はありますか?』   文化祭まで残り一ヶ月半を切った今日。この一年五組ではどんな催しをやるのかを、クラスの委員長with文化祭係が、黒板の前に立って、話し始めた。   『佑君は何かやりたいのある?』 『いや、特にはないが。楓は何かやりたいのか?』 『う~ん…。お化け屋敷とか!』 『お化け屋敷…ね。なんか在り来りだな。』 『なぁに?お化け屋敷じゃダメなの?』   楓は頬を膨らまして、怒っている(フリ?)をしている。 こんな会話でも、俺は充分というほど楽しかった。
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