マジでベタな青春Story -Second Memory-

―プロローグ―

『ではまず、お化け屋敷がやりたい人、挙手をお願いします。』
クラスのみんなが手を挙げだした。
勿論、俺も手を挙げた。

楓は………。

挙げてない！！
さっきお化け屋敷やりたいって言ってなかったか？

『はい。では演劇をやりたい人、挙手をお願いします。』

黒板の文字の下に、正の字が書かれていく。

『えー、結果が出ました。六票の差で、演劇に決定しました。』

っなんだと！？
演技なんて、俺は出来ない…。