ゲームスタート

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「僕、桜井さんみたいに  強くなりたくて  このゲームに参加したんです!」 ・・なるほど。 俺への憧れか。 そんなんじゃ死ぬぞ。 と言ってやりたかったが やめた。 こいつは使えるかもしれない。 「・・そうか  だがお前みたいな奴は  所詮すぐ殺される。  俺と手を組めば問題ないが・・  どうする?」 さすがに無理がありすぎたか? いきなり手を組むと言われても 警戒するか? だが中澤の答えは 拍子抜けするほど馬鹿な答えだった。 「ちょっと、縁起でもないこと  言わないでくださいよっ  でも確かに桜井さんに協力  してもらえば僕でも優勝  できるかな・・・  あのっ、宜しくお願いします!」 馬鹿な奴。 協力だと? 誰もそんなこと考えてねぇよ。 簡単に人を信じてるようじゃ このゲーム勝てないぜ。 桜井は心の底で笑った。 人間なんて 所詮こんなものだ。 _
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