第二章
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だが、 ゆっくりと目覚めた時は彼女の影はなく、 しかも部屋も窓の外も真っ暗だった。 時計を見ると夜九時半。 あと数十分すれば消灯だ。 でも今までたっぷり寝てしまった分、 今からも尚寝続けることはできやしないから、 私はとりあえず迷惑をかけた同級生に謝ろうと思い部屋を出た。 廊下は眩しかった。 その床は夜冷えのため冷たく、 私が火照った足で一歩あるくごとに私の足跡の周りに水蒸気があつまった。
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