第三章

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「ちょっとトイレに行ってきます」 「あら、すぐに戻っといで」 私はトイレのドアを閉める迄に涙をこぼすまいと必死だった。 …だって他人に私が彼女を好きになったことがばれたらどうなるだろう。 その時を考えると怖い、 ではすまなかった。 もしものことがあったら彼女には二度とあえなくなるだろう。 私の想いは音を立てて崩れ去り 同時に周りの友人関係までも崩壊させてしまうだろう。
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