第三章

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数日前にたまたま耳に入った三年生同士で交わされてた会話がまた頭によぎる。 「いよいよアンタもこの夏には経験者になるんだね」 「ちょっとナニ?!昼間っから…」 涙は出たりとまったり。 こんな泣き腫らした顔ではとても彼女のいる部屋には戻れそうにない。 こうして私は、 蜘蛛の巣が張り、明かりには蛾がたかるトイレで一夜を明かした。
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