第三章

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新学期にまた部活は再開した。 全国大会行きを決める舞台まで一ヵ月を切り、 三年生達は意気込んでいる中、 彼女はひとり、うかない顔をしていた。 彼女はもともと細いのに最近日を追うごとに更にだんだんやつれてきた気がする。 私は彼女が心配で心配でならなかった。 彼女が遠くを見つめているのを気付くたびに私の心は痛んだ。
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