第一章

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ところが私はこのマイナスになる筈のこの壁が恋をうみだしたきっかけになったと考えている。 もしも彼女が私と同じ学年だったらきっと今では見えていないアラがイヤな程みえてしまう。 だったらこの近くて遠い関係が一番丁度いい。 …そう考えている。 私がもっているのは恋心ではなく憧れ、 と慰めてくれる人があるかもしれない。 私も最初はそう思っていた、 でも、 段々憧れだけでは割り切れなくなってしまったのだ。
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