第一章

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そんな思いを抱えたまま合宿出発の日の朝を迎えてしまった。 富士山のふもとに向かって走るバスの外には同じようなさっきから同じような山景色が続いているし、 隣の席の子はとうに寝てしまっている。 退屈になってふと後ろの方の席、つまり彼女達、先輩達の席を振り替えると 彼女の寝顔があった。
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