新たな生活

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「さて…」   ヒラヒラとした短いスカートにゆっくりゆっくりと足を入れる。 腰のホックを付けてパジャマのズボンを下ろすと、スースーとした感じがした。 これで着替は完成。   途端にフッとよぎる不安。 本当にこれ位で自分は救われるのか。 イジメられなくなるのか。     『ご飯冷めるわょ』     下から聞こえる母の声で我に帰る。   考えるより行動だ。   カバンに教科書を詰め込んで下に降りていった。
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