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「え゛ぇぇぇーッッッ!?」
本日二度目の奇声。
まぁ、目の前にいる人間に自分の事を妖怪だと言われて冷静でいられるはずがない。
そして、それを補足するかのように横からブレイズが口を挟む。
「まぁ正確に言うと、平安時代に、“ある娘”にとり憑いた妖怪が今まで生きているといった方が妥当だがな」
ニヤッと笑いながら部屋の主を見る。
「そういうことぢゃ。
そしてその娘が妖怪にとり憑かれたことを周りの者も気付かず、遂に完全に魂を喰らい切った私はその娘を乗っ取ることに成功。
そして様々な場所を転々とし続け始めてから千年年以上経っているが・・・・
今でも私は、当時とり憑いた娘の名前を名乗っている・・・・」
ズバァッ!!
手に持っていた淡い桃色の扇子を勢い良く広げる。
「『かぐや』
とな・・・・」
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