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「あ・・・・はい」
なんだかよくわからないけど分かったのは、とりあえずかぐやが妖怪兼人間という存在、そしてここの組織のリーダー、で本来の姿は隠したまま・・・・
隠したまま・・・・?
暁音は一つ気に掛かった事を口に出す。
「じゃあ本来の姿って今はどうなっているんですか?」
と。
それを聞いたかぐやは
「気になるか?私の妖怪の姿が?」
と怪しい雰囲気をだしながら質問を質問で返す。
その雰囲気に飲まれた暁音はやっぱりいいという風に顔を横に振った。
すると、かぐやはニッコリと笑いながら口を開いた。
「それでは・・・・
暁音よ。そなたが妖怪払いになる、即ちここに出入りする存在になるなら、必ず心がけてほしいものがあるのだが」
「はい・・・・?」
「それは何事にも美しく華麗に!!自分が少しでも乱れてはならぬ!!
・・・・っということじゃ」
そういうと、かぐやはまたくるりと背中を暁音達に向けた。
どうやら、もう用が無いことを表しているようだ。
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