第四巻

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その後、二つ返事で部屋を出ていった暁音達はまた先ほどの渡り廊下へと出た。 「ふぅー・・・・」 何だか疲れましたね、と紫苑はやや疲れた顔で暁音を見た。 「まぁ少し・・・・」 暁音もそういって肩をくるくると回した。 「あっ」 暁音が肩を回すのをやめる。 「どうしたんだよ?」 「あの、妖怪払いって他にもいるんですよね?」 「えぇ、いますよ」 「どこに?」 「この扉の向こうに」 すっ・・・・と紫苑は横にあった大きな扉を指差した。 その扉の上には和風の書体で「大広間」と書かれていた。
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