第四巻

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「そっ・・・・」 大嵐はそれを聞くと、今までとは打って変わってまたさっきの笑顔に戻りこういった。 「まぁとにもかくにも、暁音ちゃんは晴れて俺ら妖怪払い達の一員となったわけだっ! 立ち話もなんだから・・・・ ほら、あそこのテーブルが空いてるからあそこに座って詳しい話でもしよう」 さ、早く早く! グイグイと暁音の背を押してテーブルへと急かす大嵐。 そして、テーブルについた暁音は大嵐と紫苑からこの組織についての大方の説明を聞いた。 まず、かぐやは絶対的な存在でありここのリーダーであり、創設者であるということ。 そして理由あってここに住む妖怪払いの人達は、ランク別に振り分けられており、そのレベルに応じた妖怪払いの任務を酒場のマスターやかぐやから引き受けることで生活をつないでいっている。 最後には、かぐやにはかなり重大な秘密があるというのだがそれを知る者は本人以外にいないということも話に出てきた。
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