第四巻

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「まぁ他にもいっぱい知らない事あると思うけど、その都度聞いていったらいいから」 じゃ、俺はこれから任務なんで。 大嵐は、彼のヘルパーと思われる一羽の鷹を連れて、先ほどの大きな扉から出ていった。 「さ、暁音さん。今日はいろいろあったでしょうから・・・・ とりあえず、帰ります?」 そういって紫苑はあの手鏡をカバンから取り出した。 暁音は、マスターがいるカウンターの上に架けてある時計に目をやる。 9:21。 やばい、大分時間が過ぎている。 暁音は、首をブンブンと縦に振り、席を勢い良く立ち上がった。 「じゃあ、行きますよ」 手鏡が真っ白に光り輝き、暁音はそっとそれに触れた。 ―――――――――― ―――――――― ――――― ――
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