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「やっぱり気になりましたか・・・・」
フフフと笑い、紫苑は椅子に深く座り込み話を続けた。
「この組織には、かぐや様、酒場のマスターを除き約20名の人間が住み込みで生活しています。
そして、その20人の中で妖怪払いが5人、情報収集が10人、医療が5人という風な形で働いてます。
情報収集や医療は霊感がある暁音さんと同じ普通の人間なんです。
実は、妖怪払いの5人だけがいわゆる普通ではない人間なんです」
「・・・・」
「あれは、いつだったでしょう・・・・寒い、寒い冬の夜でした。まだ妖怪払いになっていない僕ら5人が、なぜかそれまでの記憶を一切無くしある場所にただ呆然と立ち尽くしていた・・・・」
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