第五巻

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「それで、せめて気休めにもと呪符を・・・・?」 「えぇ、ほんとに気休めですがね」 「ちょっと、そこは押さなくていい所でしょ」 余計不安になりますよ!! と、暁音は呪符をポケットにしまいこんだ。 そして、それと入れ替えるように携帯を取り出した。 「紫苑さん、用件はこれだけですか?」 だったら、今日は見たいドラマがあるんですけど・・・・ と、暁音は携帯の時間を見ながらつぶやく。 「いや、まだです。実は今からその事件についての会議みたいなのが行われるんですが。折角ですから、暁音さんも参加していってください」 ギギィ・・・・ ブレイズが紫苑と暁音を酒場へ導くように部屋のドアを開けた。 「まぁ、少しだけ・・・・」 「決まりですね」 二人は部屋を出て、酒場へと向かった。
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