好きな人

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その隣の席にて… 「あの、あの…お名前は?」 夕弥の前に座っている黒髪の少女がオドオドしながら聞いた。 「へ?あ、うん僕は夕弥だよ」 夕弥は一生懸命に手を動かしていた。何をしているのかは聞くまでもない… 「美味しいですか?そのパフェ、甘い物がお好きなんですね」 夕弥の前だけで4品ものデザートが並べられている。 「うん、おいしいよ、浅羽(アサハ)さんも食べる?」 そう言って夕弥は浅羽と呼んだ少女にスプーンを近づけた。 「//…///ふぇ」 とっさの出来事に浅羽は戸惑いつつも頬を赤らめる。 「あーん、して」 「…////」 ボシュ―― と、いう音がして浅羽の頭から湯気が昇った。 こちらは夕弥の方が主導権を握っているようだ。
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