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あれから松本達はふらふらと宛てもなく歩いた。
それで今は､ふと目に止まった公園にいる。
今日の合コンの反省会もかねて立ち寄ったのだ。
三人は虚しさを堪えてブランコに座る。
「なぁ俺らってなんかいつも上手くいかねぇよなぁ…」
松本は暗い。
「僕って魅力ないんですかね」
雪菜もため息。
「……」
夕弥はブランコを揺らす。
無言だ。
「おい､夕弥もなんか言えよ」
「そうですよ､一応反省会なんですから…」
何もしゃべらない夕弥を不信がり､二人はそっちを向く。
「…ｽｰ､ｽｰ」
夕弥は寝ていた。そりゃもうぐっすりと､あどけない表情で…
「……」
「……」
松本達はもう呆れるしかない。
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