第一楽章

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「どうした!?大丈夫か!!?」 「はぁ…わ、悪い………いやな事、思い出して…」 淳は優しく背中を擦ってくれた。 「無理すんなよぅ…」 「ありがとう…」 僕達は教室へ歩き出した。 途中でチャイムが鳴り出したので、走った。 渡り廊下を走っていると、黒い物体が飛び出して来て、派手にぶつかった。 ドンッッ 「いった………」 「…………」 ぶつかった物体が何だったのか、目をそちらに向けた。 女の子だった… 「ご…ごめんなさい、大丈夫?」 僕は手を差し出した。
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