契約

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「リ…」 その時!! 突如得体の知れないおぞましい生き物がリオを抱き抱えた。 …何が起こったんだ!? ハオは一瞬のことに理解出来なかった。 目の前で角と翼の生えた茶色い獣が、リオを連れ去ろうとしている。 「キャアッ!」 あまりの恐怖で今まで声すら出なかったリオがようやく悲鳴をあげた。 「リオッ!!」 それでようやくハオは自分がするべきことを理解した。今までもこういう事が何度かあったが、こんな大物に会うのは初めてだった。
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