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ルルは手首を回し、剣を具現化した。ルルの剣はハオと対照的な細い太刀だ。
ハオはリオから遠ざかった。
(あの剣はあの子じゃ使いこなせないわ…。重くて、振りが遅そうだし。…なら攻撃される前に倒すだけ。)
ルルはニヤッと笑い、もの凄いスピードでハオの間合いに入って攻撃した。
「…っ。」
━━━ガシャッ。
ギリギリの所でハオは剣で止めた。
剣と剣が重なり合う。ルルは隙を狙って切り刻もうとし、ハオはなんとか防ごうとルルの剣に交える。
つまり、ハオが攻撃する暇もないのだ。
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