触手

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ハオはこの防御だけの状態を断ち切る為に、力任せに太刀を振るった。 風来は瞬時にリオに壁を作った。 「っ!!」 今まで攻めの体制だったルルは、ハオの異変に気付き、なんとか距離をとったがすごい爆風で踏ん張った足がズズズ…と後退った。 きっと風来が壁を作っていなかったらこの辺りの土地は酷いことになっていただろう。 「ハァハァ…。」 ハオは息を荒くした。 (…すごい力。…でも振るうごとに力を消耗するようね。その剣をまだ使いこなせてないみたいだし。これじゃ長く持たなそうね。)
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