触手

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ルルは静かに分析した。ルルの思考は見事に当たっている。この剣は少しずつ魔力を失われるのだ。 (…ヤバイな。長期戦はキツい。) この剣を抜いた当時は重くてなかなか振るうことも出来なかった。そればかりか魔力の消費が激しく全く使いこなせなかった。 しかし利点もある。魔力を使っただけダメージが与えられる。それとは別に持ってるだけで魔力も消費してしまうが。 「仕方ない。」 そう言ってハオは、長袖の服を右肩からビリッと裂き、剣で人差し指を切った。 「!?」 ルルは何が何だか分からず困惑した。
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