契約

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リオは勢いよく本を閉じた。 「うるさい。カイン、呼んでもないのに出てくるな。」 「ハイハイ、お姫様。」 やれやれと言いたげにカインは消えていった。 ハオは読書を続けたが、カインの言葉を思いだし、集中出来なかった。 ━━━リオが羨ましいんだろ? 違う!そんなことない。 自分で決めたんだ。後悔はしない。 小さい頃からリオは人間より超越した魔物に狙われた。
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