ピンチの時は勇者が助けてくれる………とは限らない!!!!!

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「ちょっと待てやコラっ!!」 裏路地をたくさんの人影が走り回る。 「ちょっと待てって!!話せばわかる」 俺は今、非常にピンチだ。 剣を持った奴らや杖を持った奴らと鬼ごっこを挑まれてしまった。 「何が話せばわかるだっ!!!貴族のサイフすっといてただで済むと思うなーっ!!!」 剣を持った奴が叫んだ。 「お前らは喧嘩で一般市民を巻き込む糞貴族だろうが!!それに貴族のくせにケチケチすんなー!!!」 俺はあの糞貴族どもが人通りの多い街中で急に喧嘩を始めやがったから退散しようとしたら足元にサイフが落ちていたから勿体ないと思い、ポケットにインしただけなのに…。(※良い子は交番に届けましょう) 「おい貴様っ!!何故俺のサイフを持っている!?」 サイフに趣味悪いストラップを付けてんじゃねぇよっ!!!
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