756人が本棚に入れています
本棚に追加
くっ…マズイ。このままだと追い付かれる…。
俺はさらにスピードを上げた。
よしっ!!あそこの角を曲がれば大通りに出る。
そうすればヒトゴミに紛れて逃げられる。
俺はスピードを落とさず一気に角を曲がった。
よっしゃぁぁぁああっっ!!!!!
助かったぁぁあっ!!!
そう思ったのもつかの間。
ごみ箱に上半身を突っ込んだ人が大通りに続く路地を塞いでいた。
「ちょ、ちょっ…どいてっ!!」
「…えっ…?」
俺は叫んだが間に合わず…。
ドッガシャァァァァァンッ!!!!!
思っ切りぶつかってしまった。
………ゴミがくせぇ…。
最初のコメントを投稿しよう!