ピンチの時は勇者が助けてくれる………とは限らない!!!!!

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くっ…マズイ。このままだと追い付かれる…。 俺はさらにスピードを上げた。 よしっ!!あそこの角を曲がれば大通りに出る。 そうすればヒトゴミに紛れて逃げられる。 俺はスピードを落とさず一気に角を曲がった。 よっしゃぁぁぁああっっ!!!!! 助かったぁぁあっ!!! そう思ったのもつかの間。 ごみ箱に上半身を突っ込んだ人が大通りに続く路地を塞いでいた。 「ちょ、ちょっ…どいてっ!!」 「…えっ…?」 俺は叫んだが間に合わず…。 ドッガシャァァァァァンッ!!!!! 思っ切りぶつかってしまった。 ………ゴミがくせぇ…。
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