捨てられない指輪

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俺は今まで特定の女は作らなかった 居たとしても長くは続かなかった 理由は一つ まだ 彼女が好きだから もぅ ずっと前の話 俺は幼なじみの彼女がずっと好きだった この想いを彼女に伝えたくて中学校の卒業式俺は彼女に告白をした 彼女は俺を受け入れてくれた 幸い 同じ高校を受かっていたから毎日一緒に居れた 俺は高校に入ったらすぐバイトをした 彼女の誕生日に指輪をあげたかったから 俺は辛くても頑張った 9月 彼女の誕生日に俺はペアリングをあげた スゴい安物なのに彼女は喜んでくれた その彼女の笑顔を見ただけで俺は幸せな気分になれた 俺達の関係はずっと続くと思ってた 人生はそんなに甘くは無かった 些細な喧嘩で俺達は別れてしまった 直そうと思えば直せたはずだった なのに直さなかった 俺の中の何かが俺を止めた 俺達の真ん中にある隙間が修復出来ない程大きくなっていた そのまま二年のクラス替え、俺達はクラスも離れ会わなくなった 今では後悔してる 何であの日すぐ謝らなかったのか 謝れば良かったそしたら今は・・・ 俺はまだ彼女を想い指輪を持ち続ける 彼女は居ないのに待ってるようにずっと持ち続けてる 捨てたくても捨てられない 彼女と過ごした証だから 彼女との思い出だから 俺は捨てられない ずっとずっと捨てられない 終わり
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