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「いいか。嘘はついちゃダメだぞ。正直にお兄さんに話すんだ。じゃないと本格的に病院に電話しなければいけないからな」
「黙れロリコン伊藤。お前のどこをどう見たらお兄さんになるんだ。ロリコン親父だ。お前はロリコン親父伊藤で十分だ。それに僕は嘘などついていない。はぁ。だから低脳な人間しかいない地上に来るのは嫌だったんだ。どうせ拾われるならこんなロリコンではないまともな人間が良かった。あぁ。全く残念で仕方が無い」
言いたい放題言うな。
「じゃあ何か? 君は本当に魔界からやってきたっていうのか。魔王、サタン? の娘と言うのも本当なのか?」
だとしたらこいつはとんでもない状況だ。
魔王の娘を拾ってきてしまった。
「そうだ、だから言ったろう。全く持ってその通りだ。僕は物分りの悪い親父は嫌いだからな。そこのところを理解してくれないと今後の生活に支障がでる。キチンと理解しておけよ。あぁ。それとコレはパパからの手紙だ。中身は見てないから分からないから、よぉく読んでおくように」
待て。何を言った。今なんて言った。
今後の生活に? お前はココに居座る気なのか? 散々人のことをロリコンといっておいて居座る気なのか?
…………嫁がいないのに子供ができるのか。それはそれで複雑だ。
「話をまとめさせてもらう。魔界とか魔王とかはよく分からないが、お前は悪戯をして家を追い出された。そして当面どこにも行く当てが無いから俺の家に居座るというんだな?」
「う、ぐ。そ、そう言う言い方をするのかお前は? こんな子供にお前は居座るとか難しい言葉を使うのか?! 家を追い出されたって言うのか?!」
難しいて、どうすればいいんですか。
追い出された以外の言葉の他になんていえばいいんですか。
「いいか? 僕は魔王の娘だ。だからお前は僕に忠誠を誓うべきだ。僕が自らお願いしてるんだ。ありがたいと思え伊藤!」
言ってることがめちゃくちゃだ。
結局、ここに居座りたいということなんだろうが。
「はいはい。まぁ、いい。幼女が一人増えたところで俺の生活が苦しくなるというわけではないからな」
「幼女と言うなロリコン」
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