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それから、あっという間に
そのあばあさんは救急車に乗せられる。
「お孫さんですか?」
救急隊員の人に返事もしない間に私も救急車に乗せられて
しまった。
お手伝いさんは、どこかに
電話をかけながら
救急隊員の人に声をかける
「神宮寺総合病院へ
お願いします。
こちらからも連絡をして
おきますので、
神宮寺 椿とお伝え頂ければ
わかりますから!」
とても慌てているようだ。
「わかりました!」
救急隊員の人はすぐに
病院に連絡を取っているようだ。
私は、目の前にいるおばあちゃんを覗き込むと
かすかに目を開けたような気がした。
「おばあちゃん!」
私が、大きな声で呼びかけると救急隊員の人も
「もっと、呼びかけて下さい!」
何か処置をしながら私に言った。
私は、必死で
「おばぁちゃん!」
「おばぁちゃん、頑張って!」
必死で叫び続けていると
すぐに病院に到着した。
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