闇の実験の犠牲-crazy experiment-

4/6
前へ
/14ページ
次へ
ただでさえ、学校の終礼と共に 電車の終電が出て、街が眠りにつくのが早い学園都市の中。 その研究所の一室。 とある少年のいる部屋は、簡素な部屋だった。 最低限の生活に必要なもの。 ベッドやクローゼット、机や椅子だけしかない部屋で、その部屋には一つしか窓が無い。 その窓からは、夜の月明かりが微かに部屋に射し、街の静かさが漂ってくる。 そんな、月明かりに照らされた寂しい部屋に、ベッドの上に、膝を抱えるようにして座っている、長めの茶髪をした少年がいた。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

104人が本棚に入れています
本棚に追加