とある人々の偶然の交差-プロローグ-

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「っと、悪い!! コラテメェぶつかっちまっただろうが、土御門!?」 「かみやん、人のせいにするのは、よくないぜい?」 声で顔を上げると、黒い髪をワックスか何かでツンツンにしている少年と擦れ違う瞬間だった。 後ろを見ると、金髪にサングラスをしている少年と青い髪で耳にピアスをしている二人の所にツンツン頭の少年が走っていくところだった。 制服からして、高校生だろう。 明るく、ちょっと長めの茶髪をはねさせている少年は、視線を自分の進行方向に戻した。
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