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「実はね…えみが好きなんだ…」
「…え???」
キョトン?とするえみに拓海は
「付き合ってくれないかな?」
と真直ぐ目を見て言った。えみは固った。。。
(え゛~?!!)えみはまさかの告白に仰天した。まさか…いつも大人しい拓海が告白してくるとは…というか、そこまで自分の事を好きだったとは…
拓海はえみが結婚している事も、子供がいる事も知っていた。拓海は真面目な性格だから、まさか結婚している自分に想いを伝えることはないだろうと、えみはある意味高を括っていたのだ。それが…
しかし、更に驚くようなことを、拓海は言い出した。
「離婚して、僕と付き合って欲しいんだ…えみに…ずっと一緒にいて欲しい…」
(はあ~?!!)えみは眉間に皺を寄せた。最近、寛人のこともあって、離婚しようかな…とつい呟くことがあったが、まさか拓海がそこに突っ込むとは…多分拓海はただ夫婦の仲が上手くいってないだけと思ったのだろう…けれど…
「そっそれはちょっと…」
「考えてみて。いつまでも待つからさ…」
にっこり微笑む拓海に、えみはとてもじゃないが、拓海のことなど言えなかった…
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