白髪のオズ

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ケラケラ笑うジルベールを見て、ナギは頬を染めた。 (完璧な人だから…『氷の心』なんて言われてるけど…可愛いな。) ナギは意外な一面を見れて嬉しかった。 「ナギ・マルセ。これはどうするつもり?」 カレンは割れたガラスを指さした。 「ああっ!!」 ナギはその場に和んでいて、すっかり見るも無惨なステンドグラスの存在を忘れていた。 「…す、すみません。弁償します」 「お前が弁償出来る額じゃない。これは職人に作らせた一点物だぞ」
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