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「ガレ゙ン゙先゙~生~」
ナギはジロリ、とカレンを見た。
「冗談だよ、冗談」
カレンは笑っていたが、ナギは信用していなかった。
「まあまあ、そろそろ戻れ」
「あ、はい」
ナギはホウキを拾い、扉に手を掛けた。
(せっかくジルベールさんと話せたのにな…。)
今まで自分が憧れていた人物が目の前に居て、初めて話したというのに…これでさよならは寂しい。
ナギは外へ出る前にもう一度振り返った。
「またね、ナギ君」
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