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ナギがお礼を言った刹那、クリスの正面に居た金の髪をワックスで立てた眼鏡男がナギを見て笑った。
「フッ、クリスもこんな奴に席なんか譲るなよ」
(…また始まった。)
ナギは静かに聞いていた。
「幼なじみだからってこんな奴放っとけよ」
見かねたクリスが止めに入った。
「やめろよ。ナギは俺の大事な友人だ」
「クリス、お前だってそんな事言って優越感感じてんだろ~」
「そんな事ない。これ以上言うなら怒るぞ!」
クリスは眼鏡男を睨んだ。
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