白髪のオズ

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(綺麗だなあ) そんなオズに見とれてる一人の生徒が居た。彼の名前は、ナギ・マルセという。低身長で内気で自信がなく、黒ぶち眼鏡と長めの前髪で顔を隠している。 「ナギ、オズに見とれてるのか?」 ぼーっとしたナギに声を掛けたのはルイス先生だ。ルイス先生はユーモアがあり、先生の中でも一番若く、女性徒に人気のある先生だ。 「あっ、いや。…すごいなあって」 ナギは真っ赤になって認めた。 「ジルベールはすごい才能を秘めている。どうかその力を平和の為に使って欲しい」 ルイスは、遠くにいるジルベールを見て呟いた。 「先生、オズってどうやったらなれるんですか?」
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