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「ああ、ナギ。お前はどうやってもなれないけどな」
「分かってますよ。どうせ僕は才能もない落ちこぼれで…」
むすっとナギが言い切る前に、ルイスは遮った。
「そうじゃない。女性しか選ばれないんだ」
「そうなんですか」
「ほら、いいから。ほうきの練習」
「あ、はい」
ナギは話に夢中で、すっかり授業中と言うことを忘れていた。
外でマンツーマンで教わってるナギを教室の窓から見ていたクラスメイトがクスクスと笑った。
「あいつ、まだ飛べないんだろ?」
「ほんっと才能ないわよね。辞めればいいのに」
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