白髪のオズ

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ジルベールよりも4つほど年下で、まだ成長期がきていないのか背丈もジルベールより小さかった。知的な美少年というのが相応しいだろう。 「オズ、誰かつけてますね。どうします?」 私がやりましょうかという顔でジルベールを見た。 「待って。…シヴァ。何をこそこそしてるの?」 ジルベールは後ろを振り返って言った。 すると木の影からひょこんとシヴァと呼ばれた女性が現れた。金髪のウエーブ掛かった腰まである髪型で碧眼のつり目が印象的だが、どことなくジルベールに似ている。
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