2030人が本棚に入れています
本棚に追加
「オズ!中を覗いてないのに燃やすなんて…」
まだマキは納得してなかった。
それでもジルベールは冷静に言い放つ。
「あなたも分かるでしょう?読んだところでどうしようもないわ」
「…。」
そう言われるとマキは何も言えなくなった。
(オズ…あなたは…。)
「マキ。私は少し教会に行くわ。少し一人になりたいの」
「しかし…!!」
「お願い。私は大丈夫よ」
ジルベールはニコッと笑った。
「…分かりました」
マキはジルベールが教会に入るまで静かに見送った。
最初のコメントを投稿しよう!