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そう聞いてみたはいいものの、聞いたことを早速後悔し始めた。
大地は僕を驚いた様子でジッと見つめている。
そんなに見られると余計に後悔してしまう…
「嫌いじゃない。むしろ好きだけど…？」
「うぅ…大地！」
僕は大地にギュッと抱きついた。
今度は嬉しくて泣きそうだ…
「泣いてるの？」
「ふぇ…」
僕はもうすでに泣いていて、大地が心配そうに僕の顔を覗き込んで見ていた。
「いきなり変なこと聞くし…いきなり泣くし、どうしたんだよ？」
「だって、大地は僕のこと、嫌いなんじゃないかな…って思って…だから…」
「そんなわけないだろ。」
大地はそう言って、僕を優しく抱きしめてくれた。
僕もギュッと抱きついた。
「聖…好き。」
大地は僕の耳元で低い声でそう言った。
「ん…くすぐったいよ。」
「聖…」
大地は僕に優しく口付けてくれた。
「大地…好き…大好き…」
そう言って小さく笑った。
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