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それを見て大地が
『可愛い。』
なんて言ってくれるから、つい赤くなってしまった。
「い、いきなりそゆこと言うの、反則…」
赤い顔を見られたくなくてうつむきながら反論してみた。
でも本当はすごく嬉しいから、声は無駄に明るく聞こえたかもしれない…
大地は僕をそっと抱き寄せて、再びキスをしてくれた。
僕は目をそっと瞑って大地の首に腕を回す。
「!…ッ…ん…///」
舌を絡められて今までしたことのないキスに、僕は一瞬、目を見開いた。
普通のキスですら、ほとんどしたことがなかったから、どうすればいいのかわからなくなって、大地の服をギュッと掴み、目もギュッと瞑った。
そうすると大地は唇を離してくれて
『怖い?』
とまたまた耳元で聞いてくる。
「こ、怖くはないけど…ひゃっ!///」
大地は僕の言葉を全部聞き終える前に、僕の服に手を忍ばせた。
そのせいで続きは喋れなかったうえに、変な声まで出してしまい、恥ずかしくて仕方なかった。
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