~始まり~

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開けてみようか。 なんだかそんな気分になった。 だって呼ばれているような気がしたから。 ベッドに仰向けになって、夕日にまっさらな封筒を透かしてみた。 じっくり見ても何か入ってるようには見えない。 むしろ便箋も入っていないような気がする。 「…うーん……よし!」 ―…なぜこんなにも封筒を開けるのをためらっていたのか今でもわからない。 きっとこの先の運命が… ―カサッ
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