『雑踏』

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僕の中で、彼女の奏でる音だけが 強く、力強く響き始める。 僕の中で、すべての不協和音が貴女の紡ぐ交響詩編となり、世界に響く。 バラバラの音質が、静かに溶け合い。 清き水面を走る、波紋のように静かに伸びる。
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