集合

3/11
12人が本棚に入れています
本棚に追加
/63ページ
が、特に歩く速度は変わらない。   … というか、なんか徐々に遅くなってるような気がする (。-ω-)   俺は心配になり、シオンの方に行くことにした。   近付いて行くとシオンが大きな荷物を背負っていることに気付く。 …… … ってかデカすぎねぇ?( ̄ロ ̄ll)   あ、こけた…   どうやら麻を大量収穫してきたらしい。   俺は麻に埋もれたシオンを発掘し、気を失っている彼女の意識を取り戻すべく、おでこをツンツクつつき続けた。   が、一向に起きる気配がない。 (たまに「んムゥ」とかうなされてたりするが…)   「返事がない。ただの屍のようだ…」   そっと独りゴチる俺の後頭部にふいに衝撃がほとばしり、見事に麻の山にぶっ飛ばされた。   ぶっ飛ぶ直前に「アホかっ!」って聞こえた気がする…   今のところ俺に突っ込みを入れる人間は1人しか思い当たらない。
/63ページ

最初のコメントを投稿しよう!